友だちに誘われ、歌・ダンス・演技の養成学校に行って、
はじめは「女優」でしょって思ってました(笑)。
でもみんな体育座りしている前で演技したとき、自分はそうじゃないって思った。
鏡の前でダンスして、自分の道はダンスだと悟りました。
引用:huluオリジナルドキュメンタリー「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA




SUMMARY
  1. 自分の実現したい(モチベーション)世界観を大事にする
  2. 強み(ウリ)の明確化
  3. 経済的原動力(求められるモノ)を意識する
1. 自分の実現したい(モチベーション)世界観を大事にする
ドキュメンタリーを通してわかったことは、歌と踊りが心底好きで、それを貫いたことです。
攻略本#007「ビジョナリーカンパニー②」でビジネスがうまくいく要素として、
3つあげましたが、そのうち彼女の場合、自分の実現したい世界観が歌とダンスであり、
モチベーションの根源だったわけです。

2. 強み(ウリ)の明確化
安室奈美恵というと音感とか歌唱力とかダンス、かっこかわいいルックスなど、
感じる魅力は人それぞれ違うと思います。
彼女より歌唱力あるプロのアーティストはいるだろうし、ダンスもそうです。
ただ、歌・ダンス・ルックスをバランスよくもって魅了する人はそう多くないと想像できます。
それに加えて、歌とダンスに専念していたためかそれ以外は謎めいており、
それがカリスマ性を生んでいるのでしょう。

最初は歌でデビューしてもその後、バラエティ番組やドラマ、映画、著作業など、
マルチタレントとして活躍するケースもありますが、彼女の場合は歌と踊りのみ。
ファンとの唯一のコミュニケーションの場としてライブを第一に考え、
そこでも歌と踊りに徹してトークはほぼなし。
彼女の世界観の中には歌とダンス以外はなく、それで顧客であるファンを楽しませることが
全てなのです。
自分の得意に集中して、得意でないものは一切やらない。
その潔さが、感じる魅力のもとかもしれません。

3. 経済的原動力(求められるモノ)を意識する
彼女の代表曲というと、圧倒的に小室ファミリー時代のものにスポットが当たりますが、
実はその後、ヒップホップやR&B、多彩なアーティストとのコラボレーションなど、
曲の幅かなり広げてます。
直近だと、NHKでリオオリンピックのテーマ曲となったHeroなど、
色々な世代に受けそうなテイストの曲も出していましたね。

J-POP全盛の時代には若い女性世代が共感する曲を、音楽の流行の変化を察知して、
ヒップホップやR&Bを、自分の人生の蓄積に合わせる形で社会を勇気づける歌を…
と、25年間でギャルのカリスマからシンガーに進化してます。
そのときそのときにヒットしたものに固執せず、自分の強みをぶらさずに、
でもその次代がの求めるモノや新しいモノを取り入れて、ファンを飽きさせない。
この姿勢こそが、25年間という長い期間で人気を保てた理由なのだと思います。

INSIGHT
全てが計画されたわけではなく、途中で試行錯誤したり、また外部要因も多くあると思いますが、
結果的にこの3つの要素がバランスよく保てています。
自分のやりたいこと、できること、求められることをやる。
彼女のシンプルな生き方が、長い間パフォーマンスに結びついていたのではないかと思います。

NEXT
経済的原動力を切らさないためには、顧客から求め続けられなければダメです。
エンターテイメントの世界だと顧客はファンなのですが、ファンの心をつかむには、
当然提供するコンテンツとその流行が大事です。
彼女のキャリアの軌跡を思い出しながら、その秘訣を探ってみたいと思います。