そもそも「成長する」とは「生産性が上がる」ということに他なりません。
具体的にいうと・・・
  1. 今まで何時間もかかってもできなかったことが、できるようになった。
  2. 今まで何時間もかかっていたことが、一時間でできるようになった。
  3. 今まで一時間かかって達成していた成果よりもはるかに高い成果を、同じ一時間で達成できるようになった
  4. 2や3で手に入った時間が、別の「今までは何時間かけてもできなかったこと」のために使われ、1に戻る

引用:「生産性」第3章量から質の変化へ




SUMMARY
著者の伊賀泰代さんは世界的なコンサルティング会社のマッキンゼーで採用人事をやられており、
採用関連の本を数多く出されています。
日本企業・社会と米国系企業・社会では優秀な人材と求める資質に、ふたつの大きな違いがあると言います。
  • リーダーシップ
  • 生産性
本著では後者の生産性について、一冊まるごと使ってその定義、生産性を上げる方法を、
事例を紹介しながら語っています。
生産性とは、投入した資源(インプット)に対して、得られた成果(アウトプット)がどれだけあるかであり、
得られた成果が期待されれば、投入した資源は様々なバリエーションがある。
机上の仕事だけでなく、お客さんを飲み会に誘い、打ち解けて本音を言ってくれるようになるのも生産性である。
要は固定概念を超えて仕事の成果をどうやって抜本的にあげていくか、それが生産性の本質だといいます。
それが人の成長になり、評価となっていく。

INSIGHT
「生産性」と聞くと、日本では工場生産での効率化や改善をイメージしがちです。
「価値の生み出しやすさ」と言い換えると、普段の仕事にイメージ近くなるかもしれません。
仕事での成長度合いを測るのは、色々な尺度があって統一しにくいのですが、
「生産性」はわかりやすい指標になると思います。
ただ単に机上の作業の良し悪しだけでなく、円滑なコミュニケーションや心地いいコラボレーション、
全体のバランスを整えるなど、生産性を上げる要素は様々です。
単に頭の回転が早いとか、しゃべるのがうまい、ということではなくて、
それをどういう価値につながっているかが大事です。
人によって得手不得手がるのは#006「さあ才能に目覚めよう」でわかっていますので、
自分に最適な要素を見つければいいでしょう。

NEXT
日本が欧米諸国と比較して生産性が低いのは有名な話です。
日本生産性本部「労働生産性の国際比較」
日本は技術力と勤勉さで生産性を凌駕する、と考えがちなのですが、
これは逆に考えると、生産性を高めると、日本にはさらなるポテンシャルがあるということです。
アップルやダイソンなどの日本が得意とされている製造業で、生産性高い企業が世界に新しい価値(=イノベーション)をもたらしたのは、有名な話です。
生産性が高くなれば、余剰時間が出てくるので、その分新しい価値のあるものに資源を投資できる、
シンプルなことなのです。

さあ、これで経験値ためてレベルアップしましょう。