ケース②旅行のBさん(文系)
「ピンときて、3年弱で辞めました」
引用:「35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書」35歳までに読むキャリアの教科書




SUMMARY
この本の著者は「若者はなぜ会社選びに失敗するのか」も書かれており、
ポスト戦後のキャリア論を提唱している方です。
技術・知識を身につけていく「能力」と、やりたいの根源にある「コア動機」をいかに重ねるかが、
自分にフィットするキャリアであるといいます。
ここまでは#006「さあ才能に目覚めよう」「ビジョナリーカンパニー②」と同じなのですが、
インタビューを通して描かれたリアルなキャリア例とエピソードも紹介されています。
抽象論だけだと自分ごととしてとらえにくいのですが、あたかも自分の友人のように想像できる、
そのキャリア例とエピソードには著者の卓越した取材力と文章力を感じます。

旅行のBさん「ピンときて、3年弱で辞めました」
旅行会社の地方視点でドブ板営業を経験して、最初は人前で話すのが得意でなかったが、
でも仕事を進めていくうちに度胸がついて垢抜けた。
ドイツの視察旅行の同行で「ユーロ発足による資産運用の変化」の講演を聴いたら、
突然ピンときて転職活動を意識した。
そこではじめて自分が心動かされるのは金融×営業ではないかと、直感。

外資証券Cさん「趣味は趣味でしかないんだな、と」
外資系金融機関、地方局アナウンサーと傍から見ると誰もが羨ましがる仕事をしていたが、
自分のコア動機に触れることができず、結局仕事を続けなかったエピソード。

筆者のキャリア「ない仕事はつくるしかなかった」
ジャーナリズムのキャリアを目指して新聞社に入ったが、組織と反りがどうしても合わず、転職。
その後コンサルなど異業種を経験し、自分の軸はジャーナリズム×キャリア論だと気づき、独立。

他にもテーマ毎にいくつかエピソードがあり、リアルな就職活動・転職・独立活動が垣間見れます。

INSIGHT
自分の能力はそれなりに頭で整理することができますが、自分の琴線に触れるような コア動機は、
なかなか考えて出てくるものではないことがわかります。
考えて、悩んで、体を動かして、人と話して、イベントを体験して…様々なことをしているうちに、
潜在的な思いがある日突然浮かび上がってくるようなものです。
半分精神論になってしまうのですが、自分に正直になって、自分のセンサーでピンとくるものに
触れてみる、そんなスタンスでいることが大事である気がします。
またどうしても企業という枠組みでそれが見つけられない場合、著者のように自分で仕事を作るのが、
一番手っ取り早いのでしょう。
自分に合う企業や職業がないのであれば、自分で作ればいいのです。

NEXT
理論はわかったけど、自分に落とし込めない。
そんなときは他の人の体験談が参考になります。
人間は比較対象があってはじめて判断できるようになるからです。

さあ、これで経験値ためてレベルアップしましょう。