ところで、 人生には一朝一夕には解決できない永遠の問題もいくつかある。
男と女、親と子、人間と神というような、人間と人間、または外界との関係についての問題である。
また、科学や哲学には自然とその法則、また存在や生成の問題がある。
すぐれた書物は、このような永遠の問題と考えるときのよい手引きとなるものである。
それは、こういう問題に対する不快思索によって支えられているからである。

引用:「本を読む本」読書と精神の成長



SUMMARY
こちらは1940年にアメリカで原書が刊行された本で、読書術の拠点といえる本「本を読む本」。
抽象的なことを説明している英書を翻訳したのでこの引用は堅い表現になっていますが、
要するに、良書はあなたの人生を楽にするヒントが詰まっているのである。
自分の中で著者と対話することによて、そのヒントを自分のものにしなさい、ということです。
具体的には、段階を追った読書の仕方を教えてくれます。
ただ読むだけの初級レベルの読書から点検読書、分析読書、テーマに沿った複数の本を比較して著者の意見を検証するシントピカル読書まであります。

初級読書の章で、4つのポイントを自分の中で問いなさいとあり、これが積極的読書の本質といいます。
  1. テーマ、切り口は何か
  2. 何が説明されているか
  3. 説明の中で何が事実で、何が著者の解釈なのか
  4. 日常生活や人生にどう役立つか
INSIGHT
ぴぴのライフワークとして読書があるのですが、きっかけは中学校に入ってから急に読み始めた、
「美味しんぼ」でした。
中学受験を終えて急に時間ができて、家の本棚にあった「美味しんぼ1巻」を何気なく読んで、
それ以降本屋に足繁く通って足りない巻を買い足して行った記憶があります。
本、というかマンガなのですが、美味しんぼは今も昔もマンガを通して社会の問題を伝えるので、
学校にいるだけではわからない社会が感じられて、新しい世界観が刺激的でした。

中学3年生で部活を引退して時間ができると、地元の図書館に通い、
美味しんぼ以外の本も読むようになりました。
当時興味のあったテニスの海外プロ選手の伝記やバイリンガル脳の作り方、当時画期的だった、
「食べてはいけない」シリーズなど、興味の出たトピックは本を読むようにしてました。
高校生になると、小論文対策として推奨されている本を読んだり、部活で役立ちそうな
メンタルトレーニングの本を読んだりと、より実践的な読書もはじめます。
今ふりかえると、新しい世界観に気づき、そのメカニズムを理解して生活に役立てられないか考える、
その繰り返しがおもしろくて、読書を続けたのだと思います。

ラジオ、テレビ、インターネット、動画サービスなど本と相対するメディアは歴史とともに発展を遂げてきました。
しかし本は消滅することなく、オーディオブック、電子書籍と利便性を高めていまだに健在です。
それはなぜか。本ほどテーマ広く、濃密に人の人生を追体験させてくれるメディアはまだ存在しないからです。
「学ぶ」の語源は「真似る」だとよく言われますが、本当にそうです。
たいていの人は独力で解決できることは限られていて、先達の知恵が必要です。
本を、そういった自分が抱える問題の手引にしよう、というのがこの本のメッセージです。

NEXT
最後に著者は良書についてこのように述べてます。
「もっとすぐれた本の場合は、再会したとき、本もまた読者とともに成長したようにみえるものだ。」
昔読んだ本を読み返すと違った気づきを得る。

ぴぴも中学生のときに読んだ「美味しんぼ」を振り返ると、当時は気づかなかったことを、
再発見することが多くあります。
そんな素敵な体験ができるように、この「本を読む本」の手法に沿って、
RPGのように人生の攻略本を紹介します。

さあ、これで経験値ためてレベルアップしましょう。

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